寝息。。。

寝息。。。

琢が生まれてからは、ずっと琢は私と一緒にいて、
眠る時も私の隣、私は琢の寝息を聞いて眠ってた。。。

琢がいなくなってその寝息はなくなってしまった、
琢がいなくなって、もう随分月日が流れたのに、
まだ、琢の寝息がないと静か過ぎて眠れない。。。

眠る時、琢の寝息は聞えてこない、
聞えるのは、風の強い日の風の音、雨の音、
上の階の人の足音、ドンドンドアを閉めてる音。。。

静か過ぎると聞えてくる『シーーーン』という音が聞えてくる。。。

実際に音はしてないのだろうから、
あの『シーーーン』というのは、わたしの頭の中から聞えてくるのだろうか。。。

琢の寝息、聞えない静か過ぎるから,夢を見る、
夢を見るから眠れないのか、眠れないから夢を見るのか。。。