クッション

クッション

寝ている姿勢でいる時間が長いので、
じゅくそうが出来てしまうのが一番怖い。
一度じゅくそうになってしまうとなかなか治らなくなってしまうから。

そうならないために、時間ごとに体位を替えることは欠かせなかった。
足や手にあてるクッションも欠かせない。

足の下、手の下、体感の横、お尻の下、
色々な形のクッションで琢が楽な姿勢になるようにしてた。

日中、夜寝ている時間、それぞれにクッション。
そのクッションも、今は使うことなくそのまま。。。

足の下に当ててた犬のぬいぐるみ
今は、琢の遺影の横に座ってる、
長い間、琢を支えてた犬のぬいぐるみ。。。

琢は、どうして私のそばからいなくなった。。。
何で、こんな運命だった。。。
何で、こんな未来になってしまった。。。

こんな今。。。予想なんかしていなかった。。。